歯周病とは

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。

歯周病はご自分の知らないうちに進行している恐れがあります。歯周病は感染症です。原因となる歯周病菌を除去する必要があります。

歯周病の原因

  • 喫煙
  • 糖尿病
  • 女性ホルモンの変化
  • ストレス
  • 食生活の乱れ
  • 歯並びの悪さ
  • 口呼吸

歯周病の治療法

  • 応急処置
  • ブラッシング指導(プラークコントロール)
  • 歯石除去(スケーリング)
  • スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
  • 歯周外科手術
  • メインテナンス

ミルキンで口腔内を「見える化」

ほった歯科 ミルキン

お口の中のプラーク(歯垢)を顕微鏡で拡大し、スマートフォン越しに生きた細菌をご覧いただくことができます。細菌そのものを見てもらい、口腔内を「見える化」することで、どれほど汚れていて、どんな細菌がどのくらいいるかを確認することができます。

患者様にセルフケアの重要性を認識していただくとともに、虫歯が多い方、歯周病の方などの治療に役立てることができます。

口腔内の様子

プラークコントロールできていないお口
プラークコントロールできているお口

歯周病と全身疾患

歯周病によって歯が抜けてしまう事だけでも怖いことですが、もっと怖いことが最近の研究でわかっています。それは「歯周病菌による全身疾患」です。歯周病菌や炎症物質がだ液に混じったり血液に入り込み、全身に運ばれて悪影響を及ぼすと考えられています。その為、歯周病は全身の病気に関係しています。

心臓病との因果関係の他、脳卒中、肺炎、糖尿病、早産などにも関与していることがわかってきました。歯周病の患者さんは、歯周病でない人に比べて心臓発作を起こす危険が2.8倍、早産の確率が7.5倍高いと報告されています。

その他に歯周病は生活習慣病にも強い関連性があります。

■糖尿病は歯周病の危険因子であり、かつ、歯周病があると血糖値が高くなりやすくなります。
(歯周病菌に対する免疫反応から生じる生理活性物質である「サイトカイン」が、インスリンの働きをさまたげることが分かっている。)

■肥満症/メタボリックシンドロやタバコは、歯周病の危険因子の一つです。

■歯周病が動脈硬化の危険因子の一つであると考えられています。
(血流に乗って運ばれた歯周病菌が血管壁に付着すると、動脈硬化の進行に関与するのではないかと考えられている。)

歯周病の予防と治療

ほった歯科では、「治す」治療から「歯周病を発生させない」治療を心がけています。

Sill-Ha(シルハ)
歯の順番みがき(チャンネル登録お願いします)

歯周病の原因は、口の中に住み着いている細菌です。その為、その細菌の数を少なくすることが、歯周病治療の基本です。これを「プラークコントロール」と言う。プラークコントロールには、歯科医師や衛生士がおこなうプロフェッショナルなもの、そして自分でできる歯みがきなどのセルフケアの2つがあります。しかし、どんなに歯をしっかり磨いていても、どうしても磨き切れない部分がありますし、そのような磨き残しからできる歯石は、歯科医院で取ってもらう以外方法がないからです。

一番大切なことは、健康の保持のため歯科医師や衛生士によるクリーニングなどの「メインテナンスを定期的に受けるための時間を作ること」にあります。(1~2ヶ月に1回)

是非当院と一緒に、歯周病予防に取り組んでいきましょう。

歯周外科治療

歯周基本治療だけでは、症状が十分に改善せず、深い歯周ポケットが残っていたり、複雑な歯槽骨の欠損が認められる場合は、歯周外科治療が行われます。

リグロスを用いる歯周組織再生療法とは

リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する治療法です。フラップ手術で、プラーク・歯石などを取り除いた後に歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布し、歯を支えている歯周組織の再生を促します。

フラップ手術とは

フラップ手術は歯周基本治療では除去できなかった歯周ポケットの深いところに存在するプラーク・歯石などをきれいに除去するために行われる歯周外科治療の一つです。歯肉に局所麻酔を行った後、歯肉を切開・剝離してプラーク・歯石などを取り除きます。

フラップ手術時に歯周組織再生療法を併用することで、失われた歯周組織を再生させる工夫をすることもあります。

リグロスによる歯周組織の再生

リグロスは、成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の周囲にある細胞を増やし、さらに血管を作って細胞に栄養を送り込みます。これらの作用により歯槽骨などの歯周組織が再生されます。

歯周組織再生療法で自身の歯を長く温存できる可能性

歯周病は進行するまで自覚症状の少ない病気です。そのため、気付いたときには病気が進行して、歯を支える歯槽骨などの歯周組織が破壊され、歯を抜かなければならない場合もあります。

歯周組織再生療法は、その名のとおり歯を支えている歯周組織を再生する治療法です。この治療を受けることで自身の歯を長く温存できる可能性があります。

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