高齢者の気をつけたい少食・低栄養
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年をとったから…」と思って見過ごしていませんか ?
高齢になるにつれ、歯や義歯のトラブルまた服用している薬の副作用、
運動量の低下などにより、少食になりがちで体重の減少もあったりもしますが、
「年をとったから…」と思って見過ごしていませんか?
この時期の猛暑で食欲も落ちがちです。
- 食べたくない、食べられない…
そんな時は低栄養への注意が必要です。
特に低栄養に陥りやすい高齢者。自宅で暮らす高齢者のおよそ7人に1人、また長期療養施設で暮らす高齢者の約半数が低栄養だとも言われています。
またアルコールの過剰摂取が低栄養を起こすこともあります。
低栄養とは?
「低栄養」とはその名の通り、栄養が足りない状態のことです。
健康や生活の質を維持するためには栄養が必要不可欠です。
高齢者は、加齢による変化や生活環境など様々な要因によって低栄養状態に陥りやすくなります。
低栄養になるとどんなリスクがあるの?
- ①免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる。
- ②食欲不振から筋力量も減少。日常生活動作にも支障をきたす。
- ③皮膚の炎症やむくみがおきやすくなる。
動かなくてもエネルギーは必要
- 体に蓄えられたエネルギーは、生きていくために約6割、
- 食べ物を消化するために約1割が使われているため、
動かなくてもエネルギーはしっかりと摂る必要がありま
こんな食事が続いていたら注意!!
- ご飯と味噌汁とお漬物。
- うどんにお浸し。
- 朝食・昼食・夕食・おやつに食べたもの、飲んだものを一度見直し、
- エネルギーは足りているか? タンパク質は足りているか?
- 意識してみましょう。
まとめ
高齢者にかかわらず、現代社会の構造が昔に比べて変化しています。
若者もコンビニで手に入るお弁当や惣菜を好んで食べたりしているのを目にします。
栄養の片寄は目に見えて明かです。
野菜が最も少ない様に見受けられます。
コンビニのサラダや野菜ジュースを摂取して居るから大丈夫。
そこには大きな落し穴が有ります。
コンビニ食は種類に限界が有り、毎日食べるとなるとどうしても自分の好みになってしまいます。これも低栄養のはじまりだと考えます。
かと言って毎日食事を作るのが大変と思っていませんか?
出来るだけ食事の作り置きを作ってみてはいかがでしょうか?
嚙める食材、肉や魚、バランスのとれた食生活をしてみましょう。
高齢者の方はなかなか買い物に出るのがおっくうになり、1週間の食材を買いこんで殆ど1週間同じ食事を食べ続ける事こともあながち有ります。
この食生活が低栄養を招き、抵抗力の低下にも繋がります。
抵抗力が無くなると色々な病気の原因になります。
まずは、ご自分の食生活、家族の食生活遠く離れて住む高齢者の食事を見なおしてみては如何でしょうか。