高齢者にみられる脱水症状

これから心配になるのが脱水症・熱中症。

今年は雨が長引き不安定な気候が続いていますが、梅雨明け直後からの厳しい暑さが心配されています。

体に水分をためこむ力が弱くなる高齢の方は、特に注意が必要です。

高齢の方に水分補給を伺うと

「室内にいて汗をそんなにかいてないから」

「水分を取ると何度もトイレにいくのが…」

という答えをよく聞きます。

水分補給を積極的に行っていない状況が多くあります。

年齢とともに進む3つの変化

・水分を蓄える筋肉が減少し、体内の水分量も少なくなる

・のどの渇きを感じにくく、水分が必要なことに本人が気づかない

・腎臓機能が低下することで、老廃物を排出するための尿量が多くなる

トイレに行く回数も増えてしまい辛いからと水分を控えたり、

のどの渇きも感じにくくなることで、必要な水分量が取れていないケースは

多々あります。

1日にどれくらい水分をとっていますか?

水分量を保つためには、出ていく水分量と体の中に入れる水分量のバランスが大切です。

室内でじっとしていても汗や呼気、尿や便などで1日約2500mlの水分が失われます。

水分補給はペットボトル約1本分とよく耳にする機会もあるかと思いますが、

1日1500ml程度の水分を摂ることが推奨されています。 実際1日にどれくらいの水分を摂っていますか?

いつも使っているコップで計算してみましょう。

「 1杯 「   」 × 1日 「    」= 「     」ml

*目安:コップ約 200ml

一度にたくさん飲むのではなく、コップ1杯くらいの量を1日に6回から8回程度に

定期的に飲むことが大切です。

1日に8回もと聞くと多く感じる方もいるかもしれませんが、

①起床後 ②朝食時 ③10時 ④昼食時に…というように、飲むタイミングを習慣つけると続けやすいかと思います。

睡眠によって長時間水分をとらない状況になる就寝前と起床後は、特に気をつけて摂るようにしたいですね。

まとめ

水分補給は体にとって一番大切な部分です。 人間の体の60%は水分で出来ています。
例えば体重70キロの人出は42リットルが水分と言われています。

飲料水などでとった水分は、腸から吸収され、血液などの「体液」になって全身をたえず循環しています。体液は、私たちの生命に関わる様々な役割を果たしています。それは、酸素や栄養分を細胞に届け、老廃物(体内のゴミ)を尿として排泄することです。そして体温が上がったときには、皮膚への血液の循環を増やし、汗を出して熱を逃がし、体温を一定に保っているといわれます。

水分補給は単に体の水分を補給するだけでなく、口の渇きを抑える大事な役割をしています。

絶えず、口が渇いている方は唾液が少なくネバネバしています。

これは、むし歯を助長するだけでなく、歯周病や口臭の原因になります。

ほった歯科では、お口のメインテナンスをするときに、唾液が少ない方には歯科衛生士さんが適切なアドバイスをさせていただいております。

水分補給に関しても同じようにアドバイスさせていただいております。