親子で学ぶブラッシング教室
目次

今年もやってきました。
歯の衛生旬間で今年も親子で学ぶブラッシング教室を開催しました。
今回は「噛む」をテーマに給食センターの管理栄養士さんとのコラボです。
私からの講演は「噛む」時の姿勢や歯のはたらき、噛むことが身体に及ぼす影響などをお話させていただきます。
親子で学ぶ
歯科におけるブラッシングや歯科受診は保護者の方の協力が不可欠です。
子どもたちはブラッシングの正しい仕方や、口・歯に関する知識はしっかりと学習していますが、保護者のかたは文章だけで理解をしています。
文章だけで理解をすることは大変難しいことではないでしょうか?
そこで今回は「親子で学ぶブラッシング教室」と題して実践を交えて行っています。
直にお子さんの口の中を見ていただき、現状がどのような状態になっているかを把握していただきました。
噛むことの大切さ
今回のテーマは「噛む」ことの大切さですが、初めての試みで学校給食センターの管理栄養士さんとのコラボをしました。
私からは歯のそれぞれの働きや噛むことによって体にどんな影響があるかをお話させていただきました。
歯の働きと噛むことの体への影響
歯にはそれぞれ役割があります。
前歯は食物を噛みきる役目(ハサミのように)
犬歯は食いちぎる役目
小臼歯は食物を砕く役目(ハンマーのように)
大臼歯は食物をこなす役目(臼のように)

噛むことのからだに影響はどのようなことがあるのでしょう
健康な歯や良いかみ合わせの状態は 体に良い影響を与える運動能力に直結する
小学生の運動能力調査で
走り幅跳びに有意義な差(上手にできた)
懸垂で有意義な差(回数が多い)
50m走で有意義な差(速かった)
このように噛むことが良い歯並びに繋がり運動能力にも差が生じてきます。
これらを保護者の皆さんに理解していただいています。
管理栄養士さんのお話
管理栄養士さんからは学校給食で出されるカミカミメニューのお話をして頂きました。
学校給食では噛むことができるメニューを作っていただき大変うれしく思っています。
また、家庭でもできるレシピの紹介もいただき、家庭で実践していただけるといいなと感じました。
カミカミメニューの紹介
ここで一つ家庭でもできるカミカミメニューの紹介をします。
岩石揚げ 大豆とひじきには、カルシュウムたっぷり。
<材料(4人分)>
ひじき 4.8g 濃い口醤油 大さじ1/2強
大豆 24g 卵 10g
さつま芋 80g 小麦粉 大さじ3強
上白糖 大さじ1/2強 揚げ油 適宜
<作り方>
① 大豆は水洗い、一晩水に浸す
② ひじきは戻して洗う
③ さつま芋は1㎝角くらいに切る
④ ①~③に上白糖を~小麦粉まで入れて混ぜる
⑤ スプーンですくって、食べやすい大きさに揚げる
管理栄養士さんのレシピを参考にしてあります。
※大量調理分量です。義家庭では調味料の加減をしてください
※アレルギーに注意して下さい(小麦粉等)
まとめ
親子で実践してブラッシング指導やお子さんの口の中の現状を見ていただくことは大変有意義なことだと思います。
また、保護者の方もご自分の口の中が気になっていただける時間になったと思います。
年に一度のブラッシング教室ですが、お子さんのみならず保護者のお口の中を見直し健康・健幸・健口のためにほった歯科での実践教室を行っていきたいと思います。