虫歯ではないのに治療が必要??酸蝕症ってなに?

お子さんにこんな習慣があったら注意かも…

・運動の水分補給にはスポーツドリンク。

・健康によいからと柑橘類を毎日摂取。

・おやつ時にはコーラ飲料などの炭酸飲料をよく飲む。

これらはある症状になるリスクの高い習慣です。

上記のような習慣のあるお子さんの中には、虫歯ではないのに治療が必要とされることがあります。

どうして治療が必要なんでしょうか?

あるお子さんの場合1日にみかんを5個食べていて、さらに飲み物は炭酸飲料という食生活が常態化していたため 「酸蝕症(さんしょくしょう)」になっていました。

酸性の強いものを頻繁に大量に摂取し、いろんな要因が組み合わさることで、

酸蝕症になってしまったケースです。

これまで大人がなるものと思われてきましたが、現代の食生活環境の変化から

子どものうちからこうした酸蝕症になる患者数は増加傾向にあり、

近年では歯周病・虫歯に次ぐ歯科疾患として問題になっています。

その「酸蝕症」とは?

酸蝕(さんしょく)は主に、普段から口にする食べ物や飲み物に含まれる酸に大きく影響されます。

虫歯は、歯の表面に付着したプラークの中の細菌(虫歯菌)が食べ物の糖分を分解して酸をつくり、

その酸が歯を溶かすことで発生します。

対して酸蝕症は、食べ物や飲み物などの酸が直接、歯に作用して歯を溶かすことで発生します。

本来、通常の食事であれば酸性のものを食べても、唾液が働いて酸を中和してくれるので、

そう簡単には酸蝕症にはなりません。

ところが、市販のシューズや炭酸飲料、スポーツ飲料などは酸性のものが多く、

これらの飲み物や果物などばかりを取っていると酸蝕症を引き起こします。

冷たいものがしみる知覚過敏や虫歯のような痛みがでたりします。

どんな飲み物や食べ物に気をつければいいのか?

食べ物:柑橘系果物(レモン・グレープフルーツ・オレンジ・みかん・りんごなど)

    トマト

飲み物:炭酸飲料・スポーツ飲料・ジュース・ワイン

普段の食事で酸性の食品を避ける必要はありません。

果物を摂取しても問題はありません。

*酸性の強い飲食物の摂り方に注意すること

*酸性のものを食べる時は、チーズや牛乳など酸性ではない他の食べ物や飲み物を取り入れてみる。

*飲食後は水やお茶でよくうがいをするなど、口の中の酸性状態を改善しておきましょう。

大人の酸蝕症

大人の方は健康酢が酸蝕症の原因になります。また毎日梅干しなどを食べている方にもみられる傾向があります。痛みをあまり伴わないので自覚症状がないのがいけません。

意外と多く聞かれるのがこれから旬になるトマトです。

トマトを食べた後「キーンとしみていたかった」と訴える方がいます。
時間がたてば唾液の緩衝能で収まりますが、また同じことが繰り返されます。 むし歯の危険も考えられますし、酸蝕症の危険もあります。

まとめ

対処法としては酸性の強い食物や飲み物を摂取した後にお水や白湯またはお茶などを飲み酸性に傾いた口腔内を中和する必要があります。
キーンとしみてきたら即歯科医院を受診してください。
ほった歯科(堀田歯科医院)では酸蝕症の治療も行っています。