お口は食事のスタート
目次

お口は食事のスタートでもあり、からだ全体の健康にも密接に関係していることからも、ほった歯科では口腔チェックと共に、栄養指導を取り入れています。
お話を聞いている中で、最近「朝ごはん」を食べないお子さんが増えている傾向を感じます。
「朝ごはん」を食べる子と食べない子では、学力や体力に1~2倍の差がつくという裏付けが
浸透しつつあり、その重要性をわかってはいても、慌ただしい朝に子どもに朝食を食べさせることに苦労しているお母さんも多くいらっしゃいます。
「朝食の役割」とは
朝食には代表的な3つの役割があります。
1)体温を上げる
体温が上がり身体が目覚める
2)脳にエネルギーを補給
脳にエネルギーが補給され集中力が高まる
3)ホルモンなどの分泌を促す
脳を刺激し、さまざまなホルモン分泌を促すことで身体のリズムが整います。
便秘解消などにも。
脳は寝ている間も活動をしているため、朝起きる頃にはエネルギーが不足の状態です。
その状態では、めまいやだるさといった症状も起こりやすく、安全面からみてもよくないこと。
午前中の授業は4時間もあります。1日の3分の2の授業をエネルギー不足で受けるのは、もったいないですね。
朝食は、ただ食べればいいわけではない
朝食は何でもただ食べればいいのではなく、朝食の内容が脳の活動を左右します。
例えば…
「菓子パンですます」「主食だけたべる」など
単品だけの食事は栄養が不足し、多くのお子さんは2時間目くらいになると集中力が低下し始めると言われています。特に菓子パンなどの甘い食べ物だけは注意が必要です。
糖分たっぷりの甘いものを摂ると、一気に血糖値が上ってしまい、下げようと身体が反応して結果的に血糖値になってしまいます。
慌ただしい朝の食事はこうして乗り切る
慌ただしい朝は、朝食をつくるのも大変。またせっかく作っても、少食だったり寝起きが悪いお子さんだと、なかなか食べてもらえず負担を感じてしまうこともありますね。
そんな時は、ちょっとした工夫で品数を増やすのがポイント。
朝ごはんがなかなか進まないような時は、「おにぎりと果物」や「汁物」がおすすめです。
ふりかけをうまく活用したり、夕食の残りものをおにぎりに詰め込んだり、
「おにぎりと果物」
朝は冷蔵庫から出すだけで簡単ですね。ビタミンCや食物繊維の豊富なフルーツは作り置きをしておけばいいのです。
ごはん+チーズ でおにぎり
ごはん+ツナ+ごま+塩昆布 でおにぎり
など「炭水化物+α」で食べやすさと栄養アップ。
ちょっとした工夫で時間のない朝も面倒に感じることが少なくなります。

⬛︎「汁物」
野菜がたくさん摂るのにおすすめなのは汁物。身体を温めることもできるため一石二鳥。
味噌汁やポトフ、豚汁やカレー風味、中華スープなど、味を変えるだけで食べれるのも嬉しいですね。

まとめ
毎日の朝食って大事ですよね。
しかし時間がないからと言って朝食を抜いてしまうこともあります。
子どもはこの朝食が一日のスタートになります。
学校に行って午前中元気がないなんて言ってるお子さんは朝食の見直しが必要かもしれません。
また、朝食を抜いてしまうと体温の上昇にも影響を与えます。
もう一度朝食の見直しをしてみませんか。